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ツアーが便利!人気が高まっている四国遍路の基本知識

お寺

四国遍路の基礎知識

平安時代に弘法大師・空海が修行のために歩いた道をたどり、遍路道に点在する八十八か所の霊場を巡礼するのが四国遍路。菅笠、白衣、金剛杖が正装で、それを巡礼者はお遍路さんと地元の方から親しみをもって呼ばれ、道中は機会あるごとに四国独特の文化である「お接待」というおもてなしを受けたりします。巡り方は時計回りが「順打ち方」、時計反対回りは「逆打ち」と呼ばれ、基本的には徳島県にある1番札所から時計回りに巡ります。八十八か所を歩いて行くと総距離1200キロ、車だと1450キロにも及ぶ壮大な修行の旅で、今の流行語でいうと「パワースポット」を巡る「聖地巡礼」の旅です。巡る順番やコース、期間まったくのは自由です。どこからどう巡ろうが、一気に巡ろうが日数を分けて巡ろうが、それはお遍路さんの気持ち次第。巡る手段も自由で、歩きや電車、バスやタクシーを使った四国遍路ツアーなど、自分に合ったスタイルが選べます。なぜ、今、四国遍路が人気というと理由は人それぞれ。健康祈願や縁結びに金運、あるいは自分探しの他、四国の自然に触れ合える、八十八か所を巡ると人の持っている88の煩悩が消えるなども理由の一つかもしれません。

神社

四国遍路の魅力

巡り方や移動手段など自由な部分が多いのが四国遍路の特徴ですが、弘法大師の修行の足跡をたどる旅ですから、自由さの中には厳しさも含まれています。お遍路さんは田舎道を金剛杖をついてのんびりと歩く、というイメージがありますが、実際にはそんなシーンばかりではありません。第66番札所のお寺は標高911メートルの位置にあり、そこに行くまでの道は「遍路ころがし」の難所として恐れられています。また、第37札所と第38札所の間は八十八か所最長の約94キロ、太平洋を望む海沿いの遍路道を延々と歩く事になります。晴ればかりでなく、荒天の日も当然ある訳ですから、体力や精神力が必要とされています。では、体力も精神力も自信がない人には無理なのか、というと、そういう事もありません。「区切り打ち」と呼ばれる、日帰りや2泊3日など日数を決めて巡るツアーや、バスツアーなら徒歩部分が少なくなるので、子どもから高齢者まで誰でも参加が可能です。道中のグルメや地元の方とのふれあいも魅力です。四国の大自然を感じながら自分を見つめ直す時間をもてるのは都会ではできない経験です。それらが魅力となって、多くの人を惹きつけているのかもしれません。